午前10時35分 開会
○
白河部貞志 分科会長 ただいまから
予算決算委員会教育市民分科会を開会いたします。
今回、当
分科会において
審査を分担します
議案は、
補正予算1件、
条例1件の計2件であります。
なお、このほか
予算決算委員会あてに参考送付され、当
分科会において取り扱う
陳情1件の写しをお手元に配付しておきました。
それでは、
審査の
方法についてお諮りいたします。
審査の
方法としては、各
号議案につきまして順次
執行部の
説明を聴取した後、一括して
質疑を行いたいと思いますが、御
異議ありませんか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
白河部貞志 分科会長 御
異議なしと認め、そのようにとり行います。
まず、
議案についての総括的な
説明をお願いいたします。
◎
廣塚昌子 教育長
◎
飯銅芳明 市民生活局長
(
総括説明)
○
白河部貞志 分科会長 次に、議第202号「
平成22年度
熊本市
一般会計補正予算」中、当
分科会関係分についての
説明を求めます。
◎
松永健 学務課長
◎
宮崎裕章 生活安全課長
◎
内田浩一 首席民生審議員兼
地域づくり推進課長
(
平成22年第3回
定例会平成22年度
補正予算予算決算委員会説明資料に基づき
説明)
○
白河部貞志 分科会長 委員の
先生方にお諮りいたします。只今ご
説明いただきました
地域コミュニティセンター指定管理料に係る
債務負担行為の件と、
部門別常任委員会で
審査することといたしております議第209号「
熊本市
地域コミュニティセンター条例の一部改正について」は
関連いたしますので、引き続き
説明を求めてよろしいでしょうか。
(「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
白河部貞志 分科会長 御
異議なしと認めます。
説明をお願いいたします。
◎
内田浩一 首席民生審議員兼
地域づくり推進課長
(
平成22年9月第3回
定例会議案に基づき
説明)
○
白河部貞志 分科会長 次に、議第216号「
くまもと森都心プラザ条例の
制定について」中、当
分科会関係分についての
説明を求めます。
◎
林田謙二 生涯
学習課長
◎
木戸桂介 市民課長
(
平成22年9月第3回
定例会議案に基づき
説明)
○
白河部貞志 分科会長 以上で
議案の
説明は終わりました。
それでは、これより
質疑を行います。
分担議案並びに
陳情及び
先ほど説明を求めました議第209号について、一括して
質疑をお願いいたします。
○
中松健児 副
分科会長 教育委員会の
資料の
学級支援員派遣経費に係ることですが、非常に御努力いただきましてありがとうございました。この
勤務時間、普通の
先生方は何時から何時までですか。
◎
松永健 学務課長 学務課の方で答えさせていただきますが、
学校ごとに
勤務時間は異なっておりまして、8時半前後から5時前後というような形になるかと思います。
○
中松健児 副
分科会長 前後ではいかんわけで、ここはちゃんと7時間45分となっておるわけですね。普通8時間
勤務というわけでしょう。その
中身をちょっとお聞きしたいんですが、きちんと
先生方が7時間45分になっておるのかどうか、そこ
あたりをちょっとお聞きしたい。
◎
甲斐俊則 教職員課長 勤務時間の変更によりまして
県費負担教職員の方は1日7時間45分が
勤務時間というふうになっております。
この具体的な時間の設定につきましては、それぞれの
学校現場の
状況に応じて決定していただくという形をとっております。
○
中松健児 副
分科会長 勤務時間が、15分間ですか、短くなりましたよね。それで、7時間45分ですか。
◎
甲斐俊則 教職員課長 前は8時間でしたけれ
ども、7時間45分となって、その中に休憩時間が45分入りますけれ
ども、それは県の規則の中で決まっているということでございます。
○
中松健児 副
分科会長 わかりました。だから、これが7時間45分になって、
先生方と
同時勤務ができるというようなことと理解していいわけですね。
◎
松永健 学務課長 先生方と同じ時間帯の
勤務時間ということで設定させていただいております。
○
中松健児 副
分科会長 こういう形で
もとに戻って
先生方の
勤務意欲も増していくのではなかろうかと。
教育委員会としても今後とも御支援していただきますように、これは
要望しておきたいと思います。
◆
原亨 委員 もともとこの
予算は
大義を持って減らしたわけですよね。そのときに減らしてはいかんと、
教育にかかわる
部分、大事な
部分ではないかということで論議をして減らしたんですよね。そして、やってみたら逆にやはりふやしますと。だから、
ゆとり教育と
一緒ですよ。
大義があって
ゆとり教育などして、
現場が混乱してやっと仕上がったかなと思ったら、これはやはりいけなかったと。謝ることなしに、では
教育は
地方に振ろうかなと。
地方に
予算づけして振ったらここからもなくなる、そういう
部分もなしに来ているなど、今回のようなことがあってはいかんと思うんですよ。これは恥ずべきこと。だから、
教育委員会の姿勢としては
教育にかかわる経費に関しては自信を持ってやはり
闘いをしないといけないと思うんですよ。これは
闘いをしていない結果ですね。だから、二度とやはりこういうことがないように、このことで教訓として学ばないとだめだと思うんですよ。だから、我々もこれは余り論議したくないなと思っているんです、いい形には戻っているんですけれ
どもね。ですから、今後のあり方としてはそういった
部分を胸に刻んで、やはり
子供たちを、そして将来の日本を背負う
子供たちのためにということの
闘いをしてほしい。しないとこんな問題がまた起きますよ。そうしたら、もう立場と言われるもの、
教育委員会と呼ばれるものの位置づけさえも疑問符がついてくるということですから、正しい
闘いをやっていただきたいということです。
◆
松野明美 委員 学級支援員に関しての
要望、
関連でよろしいでしょうか。
時間を
もとに戻していただいたばかりで恐縮なんですけれ
ども、
学級支援員の数がやはり足りないなと思います。私
たちが想像している以上に、
現場というのは、もう
先生たちはばたばたしているんですよ。134校、市内にあるんであれば、せめて100人以上の
学級支援員を今後はふやしていただきたいと。
理由も言った方がよろしいでしょうか。
○
白河部貞志 分科会長 どうぞ。
◆
松野明美 委員 今この場で。
私の頭も余りまとまっていないんですけれ
ども、今、発達障がいという
生徒が非常に多くなっています。5歳児健診を私は
要望しているんですが、まだないので、
小学校に入ってから、何かこの子はちょっとコミュニケーションがとれないとか何か勉強についていけないなというような
生徒が今ふえているんですよね。そこで、
先生たちがいきなり両親の方に、何かお子さんがちょっとどうのこうのではないですかねと、おくれてらっしゃるのではないですかねとか言うと、親が
小学校に入ってからそう言われると受けとめられないというか、今まで幼稚園までは
一緒だったのに何で
小学校に入ったら
先生からそんなことを言われなくてはいけないのかというような受けとめられないような
状況も今ふえているんですよね。となると、やはりそういう中で
学級支援員の位置というのが非常に重要なのかなとは思いますね。できれば、134校あるので134人を目指して今後はふやしていただきたいと思います。また、改めて時間があるときに
説明はしたいなと思いますのでよろしくお願いします。
◎
松永健 学務課長 現在、
学級支援員とそれにかわる
教育活動サポーターをあわせまして2学期の
配置校は、
要望校、旧
熊本市の94校と旧植木町、城南町の
配置の
小学校を含めて106校に
配置しておりますが、旧
熊本市では3日と2日に分けて2校を担当してもらっているような
状況ですので、
要望校からは、
学校に1人
配置、週5日
配置ということを強く求められておりますので、今後はできるだけ早期に
要望にこたえてまいりたいということで考えております。
◆
前田憲秀 委員 5月に
アンケート調査をやったという
報告をいただきました。私も、6月にお話ししたように、本来
アンケートをもっと先にやるべきだと、これは今も変わらないんですけれ
ども、その
報告の中で
アンケートをやって実際に
勤務時間を減らしてほしいという人がいたという
報告も受けました。ただ、そのこととこの
学級支援員と
図書館司書業務の話とはまた別ということは、私もはっきりもう一度言っておきたいなと思います。このことがあって5月に
アンケートという流れは逆だと思っております。
○
白河部貞志 分科会長 ほかにありますか。
◆
東美千子 委員 駐輪場のことでお尋ねいたします。
本庁舎の
北側に
駐輪場をつくられますけれ
ども、今現在、
郵政省の方に借りていますよね、
駐輪場。あそこをもっと活用できないかなという御
意見もございます。そこを活用して200台ぐらいさらに確保できないものかどうかというのを検証されていたらお知らせください。
◎
宮崎裕章 生活安全課長 今、
委員おっしゃいました上通の
郵政の
土地でございますが、
土地の面積としましては379平米ほどございます。実際とまっております
自転車、原付につきましては260台程度とまっておりまして、その
状況としましては
整理員を置きまして結構詰め込んだような形でできるだけ多く置けるようにというふうな形でさせていただいております。
検討としましては、我々も2段
ラックを設置したらどうかというふうな
検討はいたしました。そこに2段
ラックを設置しますと、約60台ほどの増は確保できるかなと思っております。ただ、
土地の
状況をお知らせしますと、今年度の
契約が半年間の
契約となっております。その
理由としましては、
郵政の方でこの
用地がどういうふうになるのかがちょっと未定だということで、
契約の時点で半年で
契約してほしいということを言われました。結果的には今年度いっぱいは
契約はできるというふうにはなっておりますが、このようにここに限らず借地につきまして
構造物を設置するというのはかなりリスクを負うものと考えておりますので、ここに2段
ラックを設置するというのは断念したという経緯はございます。
◆
東美千子 委員 ありがとうございました。
それと、
購入というのは難しいんでしょうか。
◎
宮崎裕章 生活安全課長 購入につきましては、
郵政の方にももちろんお話をしておりませんし、
内部でも
検討は、申しわけございません、しておりません。
◆
東美千子 委員 今、無駄な
空間みたいですけれ
ども、あれなりに価値のある
空間のような気がしますので、やはり
景観上どうなのかというのと、
あとモニュメントがありますよね。それと、あの辺が物すごく汚くなるのではないか、もっとあの
周りに
放置自転車ができるのではないだろうかといういろいろな懸念がありますので、その辺の対策についてもう少し具体的に教えてください。
◎
宮崎裕章 生活安全課長 整備の内容につきましては、できる限り緑を幅として
厚目にとりたいというふうに考えております。その
剪定につきましても、今ちょっと低目に
剪定をしてありますので、
剪定の際には若干
高目に
剪定をして、外から
自転車ができるだけ見えないような形で考えております。
そうなりますと、中に置いてあります
自転車、人ですとかの
防犯対策というのが出てまいりますので、中の方に照明を3基、
防犯カメラを2基設置する予定でございます。整然と並べたいと考えておりますので、
整理員を朝の8時から夜の7時ぐらいまで1人
配置しようかなというふうに考えております。
◆
東美千子 委員 ここに関しては非常にみんなびっくりしたのではないかと思います。今の
景観を損なわずに、それから
防犯上も問題がないようにということで、いろいろなことを配慮された上での
計画だと思いますが、もう少し
皆さんに早く教えていただけるともっと
検討する時間があったかなと思います。少しこの具体的な
説明が遅かったかなと思いますので、これからは何か新しいことを始めるときはできるだけ早く周知していただきたいと思います。
◆
津田征士郎 委員 東委員の
質問に
関連ですが、私
たちも
行政視察等で他都市を訪れる機会が大変多いわけですが、
議会棟の
正面玄関近くに
駐輪場があるのは見たことがありません。やるならば、今、
東委員の方から言われましたように、極力
景観を損なわないような工法をいろいろ
委員の
方々あたりの
意見を聞きながらやっていただきたいと思っております。これは十分論議せんといろいろ今後出てくると思いますので、この点申し述べさせていただきたいと思います。
○
白河部貞志 分科会長 要望でございますか。
◆
津田征士郎 委員 はい。
◆
原亨 委員 今の件なんですけれ
ども、現状だと非常に薄暗いといいますか、昔で言いますと
不純異性交遊がなされておるような
場所でありまして、実際そういう苦情も来ているというふうな
現状下なので、これはこの話がある前に、あそこはもう閉鎖するのか、もしくはあの木を切ってしまうのか、木を切ってしまえば見渡しがきく、あれだけ大きくなった木を切るのかという
部分も、昔、話があったところではあるんですね。それは、買えば
駐輪場はどこでも確保はできるんでしょうけれ
ども、そこには
予算が伴うということであるなら、この
スペースがあいている
部分をやはり
市民のために有効利用するということは私は大事ではないかなと思います。
ただ1点だけ、
議会棟の
正面玄関の横にあるという
部分でありますので、それから今後、
政令指定都市等々の中で来客もふえてくる、いろいろな
部分からしますと、まず1点は
正面玄関であるということを位置づけしたときに、やはりその横が
駐輪場というふうなことが見えないような
工夫をしてほしいという、先ほど
緑地帯の幅を持たせるという
部分も御
意見が出ていましたけれ
ども、そういった
部分、それからもう一点は、
用途が違ってきますから、
議会棟の
正面玄関に向けては全部クローズしていただきたい。今でもバス停からおりた
人たちが、道がありますから中抜けしていって
議会の
玄関前を通って出勤しているんですよね、ほかのところの
人たちが。
駐輪場になりますと、もっと不特定多数がいろいろと若者も集まる。となってきますと、
議会棟の
玄関等々、
冷暖房完備でありますからあの辺にたむろすることだってあるかもしれないということでもありますので、やはり
用途が違ってくるわけですからすべて出入り口を、
電車通り側に設けるということの中ですれば、全く
議会の
正面玄関とは無縁という形になってきますし、今より以上の効果が出ますね、通り抜けもなくなりますから。
そういった
工夫の中で進めていっていただければなとは思っておりますが、
飯銅局長はいかがでしょうか、見解として。
◎
飯銅芳明 市民生活局長 この市庁舎の
北側の
駐輪場の
計画につきまして今いろいろな御
意見をいただいております。
正直、私
どもも2月末には
花畑別館の
駐輪場が
敷地を売却せざるを得ないということで、そちらの方から約440台の
自転車が出てきて、それを何らかの形で収容していかなくてはならないという思いがございます。
そういう中で、まずもって
市有地を優先的に
駐輪場にできないかということで、この
北側の
緑地帯の
部分、それと先ほど
宮崎課長も申しましたけれ
ども、地下の
駐車場でございますけれ
ども、その
敷地を活用できないかということで
内部でも
大分論議をいたしました。ただ、
地下駐車場につきましては
建築基準法等の
関係もあって非常に難しいというのがわかったということ、それからこの
北側駐輪場の
緑地につきましては、先ほど
原委員もお話しいただきましたけれ
ども、夜になるとそういうような
浮浪者の方とか、そういった方も、とりわけこんもりとした
周りから見えない
状況に今現在あるものですから、非常にそういう
意味でよろしからない
状況にあるかなということで、私ど
もとしてもここをある程度活用していけたらということで今回御提案をさせていただいているところでございます。
いろいろな御
意見をいただきました。また、
原委員からも
議会と
駐輪場を明確に区分けしていくべきではないかというような御
意見もいただきましたので、もし御承認いただければ、これから設計でもございますので、そういった御
意見を十分反映した上で、また
東委員から十分な
説明が早くになかったというような御指摘もいただきましたので、そういった
部分も含めて、今後は十分に
説明していきながらできるだけ
市民の
皆さんの利用できる安全で安心な
駐輪場になるように、私ど
もとしても
計画をしてまいりたいと思っているところでございます。
○
中松健児 副
分科会長 私
たちの
会派としては、何であんなところにというのが一時あったんですよ。というのは、やはり出ましたように
玄関横にせっかくある
敷地にしなくても、例えば今度新しいところを買いますね。そこを2段にするとか将来伸ばすだけの
余地はいろいろあるわけで、一たん壊したものは
もとに戻らないんですよね。それで、慎重にやるべきではないかというのが私
たちの
会派の
意見でした。そういう中で、思ったよりも緑を残すというようなことのようですので、少しは
うちの
意見も変わるのではないかとは思いますが、基本的にはあそこは一たん壊したら
もとに戻すつもりはないと思いますので、そこは十分やはり配慮が必要だったろうということをあえて指摘しておきたいと思います。
例えば、緑というのはどれぐらいのものが減るのか。あそこの付近は、なるべくヒートアイランドの現象を起こさないとかいうことで、緑を置いておいた方がそういう
意味でも非常にいいんですよね、今問題になっておりますから、
緑地帯のあるところは全然違いますからね。そういうようなところなど、いろいろ検証なさったのかなという気はいたしております。
そこで、
質問ですが、今度新しくつくるところ、今大体300台ということですが、あれを2階建てにしていくとかいうことになったら600台、少なくとも500台持ってこられる。そういう将来展望というのは考えておられるのかどうか、その辺もちょっとお聞きしたいと思います。
◎
宮崎裕章 生活安全課長 上通の
用地の今後の使用の仕方でございますけれ
ども、今年度、
用地を取得いたしまして、とりあえず
花畑別館の裏の収容が必要でございますので300台を置かせていただきたいと思っております。
来年度につきまして、今後今から
予算要求がありますので、
予算要求をいたしまして2段
ラックを設置して、最終的には650台とめられるような形でできないかということで折衝していきたいというふうに考えております。
○
中松健児 副
分科会長 せっかくそのように拡大していく
余地があるのだから、無理にやはりあそこの今考えておられる200台が壊さなくてはいけなかったのかどうか、そんなに
緊急性があるのかというのは
うちの
会派の中でも疑問があります。最終的にはいろいろな
意見を出していって
会派の
意見をまとめたいと思いました。そういう気持ちでおります。
◆
原亨 委員 今の
中松副
分科会長の御
意見はもっともだ。というのは、
説明の中で、あの
場所に
駐輪場かよというイメージなんですよね。そうではなくて、やはりいろいろな
不純異性交遊だとか、いろいろな
部分があっておる、その
スペース分にちょっと広げたぐらいのところを
自転車置き場にしますよという
説明をちゃんとせないかんのです。だから、みんなあれば全部
うち切ってしもうて、あの
辺一帯が
駐輪場となると、やはり考えが違うんですよ。だから、
説明が足りないと。実際この図面から見てもそうでしょう。今厚みを増しますということになってきたら、ほとんど現況のすき間、歩いたりとかいろいろしているところを整備して
自転車が置ければということになると思うんですよね。だから、その辺をしておかないと、私らも、あれば
駐輪場でって言われても、ええっと言うんですよ。でも、打ち合わせしていく中で、あいているところに置きますというふうな持っていき方であるなら、それはやはりそんな
夜中浮浪者がおったり、男女が云々かんぬんとかいうクレームが来ることよりも、
自転車置き場にしてもらった方が健康・健全だし明るくなるしということと、
市民の理解だってあそこにと喜ぶ
部分でしょう。みんな喜ぶんですよ。だから、その辺の
説明をちゃんとすればいいと思います。
○
白河部貞志 分科会長 ほかにありますか。
◆
東美千子 委員 森都心プラザの
図書館についてお尋ねしますけれ
ども、
指定管理者に指定した場合に、その
指定管理者に対して
教育委員会なり
熊本市の
図書館なりはどういう
役割を果たされるような
計画なのか教えてください。
◎
村上義直 図書館長 プラザの
図書館を
指定管理者にゆだねた場合、
教育委員会あるいは
図書館としてどういうスタンスでやっていくのかということでございますけれ
ども、
業務内容につきましても、
仕様書並びに詳細に記載いたしました
手順書あるいは
業務マニュアルといったものに基づきまして、
指定管理者の方で適正かつ確実な
サービスが確保されるということが大事であろうと思っております。この点につきましても、
地方教育行政の組織及び運営に関する
法律等に基づきまして執行を管理してまいりたいと思っております。
また、
業務の取り組みにつきましても、実際、
業務遂行の記録あるいは
自己評価の作成並びに
アンケート調査、
事業評価、
財務管理といったものにつきましても定期的あるいは抜き打ち的な検査を行いまして、さらにはモニタリングといったことも行ってまいりたいと思っております。このようなことで、より質の高い
サービスに努めるよう、
教育委員会並びに
図書館としても指導してまいりたいと考えております。
さらには、こういう
指定管理者でございますので、連絡・連携といったものは非常に重要かと思っておりますので、こういう
連絡調整会議というのも逐次開催するというような形で取り組んでまいりたいと思っております。
◆
東美千子 委員 指定管理者と聞くと何もかも丸投げするのではないかという危惧を感じますので、大事な
役割を果たす
図書館ですので、ここに
教育委員会、それから市の
図書館、その
あたりがしっかりとかかわりながら運営していくということが
指定管理者の方にも伝わるような、そういう
仕様書をちゃんと提示しながら、しっかりかかわっていただかないと
中身が充実しないのではないかと心配いたします。本音を言ったら反対なんですけれ
ども、だけれ
どもここまで進んできた以上は
指定管理者にゆだねた場合にどこまでかかわれるか、深く深くかかわれるような体制を整えていただきたいと思います。
◆
原亨 委員 今の問題なんですけれ
ども、私は盾突いてちょっと逆でありまして、これは、今は東京においてもそうなんですけれ
ども、
もともと役人も一生懸命努力をして、もう旧態依然からということの中で変わってはきておる。例えば、
経済振興局がありますね。そこに
観光政策課があるんです。でも、あんなことをしておったらつぶすと、
熊本を。やるならやはり観光局をつくらなくてはいけない。その半数以上は民間から登用、当然、局長は民間から入れる、こういう
闘いをしていかないと生き延びられないと思います。ですから、どうしてもやはり行政がやってきたあげくのさんぱちというのがいっぱいありますよ、いろいろな
部分で発展的解消につながっていない
部分が。からするなら、私は、やはり外部に出して外部の力というものを入れて、そして今までにない形をつくり上げる。千代田なんかそうですよね。なってくるとやはりそういうふうなことに頭も切りかえた努力を私はしていくべきではないかとは思っています。それは、役所という体質上の中で外に出る
闘いという
部分はやはり弱いんですよね。どうしても内側の中でのシステム構築と税金が入ってきた
部分の中でそれをどうするかという
部分に終始する嫌いがあるんですよ。でも、やはり外と接点を持っているところは
闘いを挑まないといけない。それができない。ということであるなら、あそこに
図書館を設置するということであるなら、私は外部に出して大いなる
闘いをさせるということは大事なことではないかなと持論で思っております。
◆
松野明美 委員 原委員の隣でちょっとあれなんですけれ
ども、私は逆で、すみません、私は何もわからない
状況でちょっと思ったことが、ほかのコンビニとかであれば民間でもいいと思っています。ただ、
図書館の本というのはもちろん市の財産ですし、それを初めの10年間だけは市でやると、あとはどうにかちょっとあれだったので、その半分の
予算で民間に任せようというような感じであればわかるんですが、最初から市でつくったものを民間に任せるというのは私はどうなのかなと。
図書館というのは、結局は、例えばコーヒーを飲みながら本が読めるといったりするのであればまだわかりますし、24時間全部オープンで
図書館を開いておきますというのであればまだ民間なのかなと思うんですが、
図書館というのは、余り決まりがそんなに差がないですね。やはり読む方
たちが静かに読むところであって、余りわあわあイベントを起こすわけでもないので、その辺が何で最初から民間に託すのかなというのがやはりありますね。
もしも民間に託した場合、相当信頼
関係とか深くないと大変なことになるのではないかなというのは私の何も知らない率直な
意見です。そう思います。
○
白河部貞志 分科会長 関連。
◆
津田征士郎 委員 この
図書館につきましては、つい先般、東京の千代田区
図書館に、くつき議員と
一緒に勉強に行ってまいりました。2時間ばかりそこで勉強させていただきましたが、古川
委員も行かれたというようなことでございますけれ
ども、ここは
指定管理者制度を導入されて、大変立派に運営がなされておりました。いろいろな
方法、いろいろな考え方の中で、こういうところもあるんだなというふうなことを思ったものですから、この千代田の方はどなたか1回行かれましたでしょうかね。
◎
廣塚昌子 教育長 私も実はこの夏にお邪魔をさせていただきました。千代田
図書館でございます。評判を伺っていて、行って一番に思ったことは、本当に民間のノウハウ、
工夫がたくさんされている
図書館だなと思いました。
図書館、いろいろなところで求められているものがございます。今回は情報交流施設等の中の
図書館としてどうあるべきかというようなところでの私
たちの論議もございました。
千代田
図書館を少し御紹介させていただきますと、コンセプトを幾つか持っていらっしゃるんですけれ
ども、私が一番感動したのは、千代田区のゲートウエーとおっしゃるんですね。千代田区政を紹介するような展示コーナーもお持ちでございまして、そこで区の取り組み
あたりを紹介なさっているんですね。
図書館にいらっしゃる方は割と時間に余裕を持っていらっしゃる。私
たちがあちらこちらで行政の
説明をするんですけれ
ども、それをゆっくり見ていただく、それから御
質問があったときはコンシェルジェが御
説明をするという場面を見てきました。新しい
図書館のあり方ではないかなと思ってきたところでございます。
今回の
図書館につきましては、基幹的な
部分、どの本を
購入してどういうふうな品ぞろえと申しますか、
市民の方に図書を提供していくのかという
部分につきましては、大江の
図書館の方で
熊本市全体の
図書館の蔵書のあり方を統括していきますので、
プラザ図書館における
図書館の蔵書については全体的な中で提供していきます。管理運営の方を
指定管理者の方でお願いをします。それに当たりましては、ほかの施設が入りますビジネス支援でございますとか観光の施設でございますとか、そういうところとも
一緒に手をつなぎながら
指定管理者の方での運営を期待しているところでございます。
よろしくお願いします。
○
白河部貞志 分科会長 松野
委員、いいですか、今の御答弁で。
○
中松健児 副
分科会長 ここの職員は全部で何人ですか。
◎
村上義直 図書館長 全部で34名でございます。
○
中松健児 副
分科会長 その人件費は幾らを見ているんですか。
◎
村上義直 図書館長 これにつきましては1億2,000万円程度でございます。
○
中松健児 副
分科会長 そうすると、これを公営で運営したとしますと幾らぐらいになるんですか、34人分の人数で。
◎
村上義直 図書館長 人件費等物件費を込みでございますけれ
ども、2億1,000万円程度でございます。
○
中松健児 副
分科会長 そうすると、公営で直営でやりますと、大幅に人件費はかかるということは言えるわけですね。
そこで、私、ちょっと気になるのが、
指定管理者ですから、あの枠の中で決算
報告が出るわけですね。そうすると、やはり決算がぴしゃっと通っていくためには、赤字が出るようなことになってはいけない。では、どこにしわ寄せが行くかとなってくると、人件費にしわ寄せが行くとか、
図書館にしわ寄せが行くとか、ほかの例えばホールとかほかの
業務だって、利益を上げられるのは一生懸命頑張っても、どうしても赤字になっていく可能性だったらそこ
あたりに来るのではなかろうかというこれは危惧の念ですね。そうすると、人をある程度人件費で処遇していかなくてはいかんですよね。そうなってくると人件費というのは上がるようなシステムになっていますよね、どちらかというと。そういうようなことに対して、せっかくの意図とは違った形で
指定管理者の枠の中で
図書館部門がしぼんでいくのではないだろうかとい
うちょっと不安を感じているんですが、
指定管理者になってくると、その決算を決めて、いろいろ財団法人ですから出てくると思いますが、今後の展望、そこ
あたりをどのようにお考えでしょうか。
◎
林田謙二 生涯
学習課長 まず、
指定管理者になりましてからその後ということでございますが、確かに
委員お話がありましたように、
指定管理者そのものが経費の削減が当然大きな柱になっております。その中で、費用的には人件費が対象になってくるのは残念なことに当然かと思っております。あとは、当然そういう人件費の削減によって、それだけかと申しますと、実際は、例えば質の向上に関するものも図れると思っております。司書
配置の方が、例えば市の
図書館、今全体で55.6%が司書の
配置率でございますが、それが今回民間の力をおかりすることで94%ほどに上がるというふうに考えております。
また、先ほどありましたように、開館時間が延長されましたり、あるいは休館日が縮小されましたり、あるいは自主事業の方が充実するということも考えられます。
そういうふうに、経費削減ということで一つは出た確かにこの制度ではございますが、それだけではなくて、やはり質の向上にも結びつくような形に持っていきたいと思っております。
○
中松健児 副
分科会長 そうなってくると、例えば公費で運営しますと10年後の人件費というのは大体どれぐらい膨らむんですか。今の
うちの職員の現状を見て、定期昇給とかいろいろしていきますよね。そういうのを加えますと大体人件費の膨らみはどのぐらいになるんですかね。人事課がおられないからちょっとわかりにくいかと思いますが、それはちょっと出してみてください。やはりそれは当然指定管理料の中にどんどん上乗せしていくことになるのか、ちょっとずつ人件費だけ抑えられた形で、そのトータルの中で処理されていく可能性もありますからね。そういうのが、やはり私、危惧の念で持っております。それは指摘しておきたいと思います。
◎松石龍太郎 総務企画課長 人件費の件でのお尋ねでございますが、今1人当たり大体800万円で、大体、市の職員は計算をしておりまして、先ほどの34名ということでありましたら、人件費としましては2億7,000万円ほどということになってまいります。
○
中松健児 副
分科会長 そうすると、先ほど出ましたのは、今が2億1,000万円というわけですね。それが2億7,000万円ぐらいなやはり人件費が膨らむんだろうか。危惧の念はそこですね。結果的には職員の給与は抑えられていくか、少なくとも正規職員を減らしていくとか、そういうようなことに懸念されていく、そうなってくると本来の
図書館の
業務が
サービス低下になっていくのではなかろうか。ただ、私も、
原委員が言われるように、新しいことをやったら新しい
図書館が生まれるのではないかという期待感もあるんですよ。期待感とともに不安もありますものですから、気持ちの面で
指定管理者というのは離れていきますね。連絡協
議会をつくると言いますよ。連絡協
議会をつくっても形式的な会議になる可能性はあるね。だから、本来のいろいろな学習で、自治省の研修であるとかいろいろ
中身について案外思わないように、所期の目的を達しないというようなことにならんとも限りませんので、それを危惧の念で私の方から申しておきました。
◎
廣塚昌子 教育長 人件費についてもお尋ねいただいたところですが、先ほど
資料の中で少し御
説明をさせていただきましたが、専門職としての司書資格を持っている人というようなことでの要求水準を掲げております。それから、正職員の割合
あたりも書かせていただいておりますので、今後は、私
どもが
図書館に求める
サービスがきちんと履行されているのかというのをしっかり見ていきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。
○
中松健児 副
分科会長 そういう面では、総
予算枠というのではなくて、人数を何人置くと、これは
指定管理者の条件ですよという面になっているのは、それだけ人数を置かなくてはいけないから、そういう
意味では評価はしたいと思うんですが、それがそのような形と、5年後にまた
指定管理者がかわってきますから、そこの中で結果的には定数減になっていくとか結果的には非常勤がふえているとか、こういうようなことにならんとも限りませんので、今後のことを十分
検討なさらないとやはりいけないだろうというふうに、これは私の
意見だけ述べておきます。
○
白河部貞志 分科会長 ほかに
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
白河部貞志 分科会長 ほかに
質疑がなければ、これをもちまして
予算決算委員会教育市民分科会を閉会します。
午前11時41分 閉会
出席
説明員
〔
市民生活局〕
市民生活局長 飯 銅 芳 明 局次長兼
市民生活部長
前 渕 啓 子
文化生活部長 田 上 美智子
首席民生審議員 上 田 栄 治
人権推進総室長 高 嶋 博 幸
市民協働推進課長 平 井 英 虎
首席民生審議員兼
地域づくり推進課長 中央まちづくり交流室長
内 田 浩 一 古 閑 克 則
地籍調査課長 西 川 博 之
市民課長 木 戸 桂 介
北部総合支所長 矢 野 壽 和 河内総合支所長 下 田 利 一
飽田総合支所長 中 村 達 男 天明総合支所長 飯 川 昇
秋津
市民センター所長 託麻
市民センター所長
長 野 桂 祐 友 田 静 雄
首席民生審議員兼文化国際課長
市民会館長 高 柳 裕 一
松 本 祐 一
生活安全課長 宮 崎 裕 章 消費者センター所長三 鶴 慎 也
男女共生推進課長 野 口 恭 子 男女共同参画センターはあもにい館長
宮 崎 悦 子
人権推進総室次長 大仁田 伸 男 ふれあい文化センター館長
福 間 眞
〔
教育委員会〕
教育長 廣 塚 昌 子
教育次長 三 原 悟
教育総務部長 山 口 敬 三
学校教育部長 杉 原 哲 郎
生涯学習部長 花 崎 敏 弘
教育センター所長 徳 永 晃
博物館長 前 野 清 隆 総務企画課長 松 石 龍太郎
施設課長 小 山 正 信
学務課長 松 永 健
教職員課長 甲 斐 俊 則 指導課長 濱 平 清 志
健康
教育課長 岩 瀬 勝 二 人権
教育指導室長 西 山 雄 一
必由館高等
学校長 佐 藤 善 衛 千原台高等
学校長 田 島 道 孝
総合ビジネス専門
学校長 生涯
学習課長 林 田 謙 二
櫻 田 敏 晃
文化財課長 河 田 日出男 社会体育課長 田 上 彰 一
図書館長 村 上 義 直
教育センター副所長永 光 英 俊
必由館高等
学校事務長 千原台高等
学校事務長
緒 方 公 清 田 光 治
〔
議案の
審査結果〕
議第 202号 「
平成22年度
熊本市
一般会計補正予算」中
教育市民分科会関係分
……………………………………………………………(審 査 済)
議第 216号 「
くまもと森都心プラザ条例の
制定について」中
教育市民分科会関係分
……………………………………………………………(審 査 済)...